プログラマーのためのVisual Studio Codeの教科書

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作品紹介・あらすじ

令和時代の最強エディターを使いこなす!

「Visual Studio Code」(VS Code)は、Microsoftが中心となってオープンソースで開発されているクロスプラットフォーム(Windows/Linux/macOS)対応のコードエディタ―です。
VS Codeは、高速で起動・動作し、安定性に優れているというエディターの側面だけではなく、コードの編集、インテリセンス(自動補完)、フォーマッッティング、静的チェック、デバック、タスクランナー、ソースコード管理システムとの連携といった統合開発環境としての機能も持ち合わせています。さらに、リモート開発や共同開発といった最先端の手法にも対応した機能を提供しています。
それだけではなく、世界中の開発者が公開している豊富な拡張機能を手軽に取り込める仕組みとエコシステムも確立されています。
本書は、VS Codeの基礎から、拡張機能の開発まで、幅広いトピックをカバーしています。大きく分けて次の4つのパートから構成されています。
それぞれのパートが独立した内容になっており、目的にマッチしたところから選んで読み進められるようにしています。最初から読み進めても興味のあるトピックに絞って読んでもよいでしょう。

 Part 1:VS Codeの基礎(VS Codeの基本機能と全体像)
 Part 2:VS Codeによるソフトウェア開発(開発ライフサイクルの支援機能、リモート開発、チーム開発のための統合機能)
 Part 3:VS Codeの拡張機能開発(拡張機能API、開発方法、テスト、公開方法)
 Part 4:VS Codeによるドキュメント作成(仕様書や論文/書籍などのドキュメント作成のための基本的機能や関連拡張機能)

付録として、著者陣お勧めの拡張機能を紹介しています。また、Windows上でLinuxのツールを実行できる環境であるWindows Subsystem for Linux(WSL)をインストールし、VS Codeと連携して使う方法も解説しています。ただし、どちらもアップデートが頻繁であり、執筆時点の情報であるため、付録として収録しました。

はじめに
本書の構成

Part 1 Visual Studio Codeの基礎
 Chapter 1 VS Codeの概要と導入
  1-1 Visual Studio Codeの概要
  1-2 インストール
  1-3 画面構成
 Chapter 2 VS Codeの基本操作と環境設定
  2-1 基本操作
  2-2 ファイルの基本操作
  2-3 VS Codeの拡張機能
 Chapter 3 VS Codeを使ったマイクロサービスの開発
  3-1 本章の狙い
  3-2 Node.jsによるフロントエンド開発
  3-3 Goによる決済機能API開発
  3-4 Javaによるショッピングカート機能の開発
  3-5 コンテナーアプリ開発

Part 2 統合開発環境としてのVisual Studio Code
 Chapter 4 プログラミング支援機能
  4-1 準備&インストール
  4-2 統合ターミナル
  4-3 IntelliSense
  4-4 CodeLens
  4-5 ナビゲーション
  4-6 リファクタリング
  4-7 デバッグ
  4-8 タスク
 Chapter 5 ソフトウェア開発のための拡張機能
  5-1 GitHub Pull Requests拡張
  5-2 Lintとフォーマッター
  5-3 Remote Development - リモート開発
  5-4 Visual Studio Live Shere

Part 3 拡張機能の作成と公開
 Chapter 6 拡張機能の作成
  6-1 VS Codeの拡張機能の概要
  6-2 拡張機能開発クイックスタート
  6-3 拡張機能のテスト
 Chapter 7 拡張機能の仕組みを理解する
  7-1 VS Code拡張機能の仕組み
  7-2 拡張機能の主要構成要素
  7-3 主要機能の説明
 Chapter 8 Markdownを便利に書く拡張機能の作成
  8-1 コードスニペットのカスタマイズ
  8-2 Markdownテーブル作成機能の作成
  8-3 Markdown簡単入力機能(太字/イタリック/打ち消し線)の作成
  8-4 エクステンションパックの作成
 Chapter 9 テキスト翻訳を行う拡張機能の作成
  9-1 作成する拡張機能の概要
  9-2 拡張機能の動作確認に必要な準備
  9-3 拡張機能を動かしてみる
  9-4 拡張機能の実装ポイント解説
 Chapter 10 JSON Web Tokenビューアーの作成
  10-1 作成する拡張機能の概要
  10-2 拡張機能を動かしてみる
  10-3 拡張機能の実装ポイント解説
 Chapter 11 自作拡張機能のMarketplace公開
  11-1 Marketplace公開のための準備
  11-2 拡張機能のMarketplaceへの公開
 Chapter 12 拡張機能をバンドル化する
  12-1 拡張機能のバンドルについて
  12-2 必要パッケージのインストール
  12-3 webpackの設定
  12-4 webpackによるバンドル化実行
 Chapter 13 継続的インテグレーションを設定する
  13-1 GitHub Actionsとは
  13-2 事前準備
  13-3 ワークフローの作成と実行

Part 4 テキストエディターとしてのVisual Studio Code
 Chapter 14 VS Codeによるドキュメント作成
  14-1 Markdownによるドキュメント作成
  14-2 Pythonによるデータサイエンス

Appendix
 A-1 お勧め拡張機能一覧
 A-2 Windows Subsystem for Linux

あとがき
著者プロフィール

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