システムの安定稼動を支える実践力を培う
障害や不具合からネットワークシステムを守る、現場の知識・経験・ノウハウを凝縮した「実践の教科書」本書は、ネットワーク構築における「動作試験」について、基礎から実践までを徹底的に解説する本です。基礎となる考え方と、さまざまな環境に転用可能なスタンダードな構成・機器・機能についての動作試験を学ぶことで、現場に通用する知識を効率的に、かつ手早く身につけることができます。<本書の効能>・ネットワーク試験(テスト)の内容と、それがなぜ必要なのかがわかる・何を試験するか、具体的にどう試験するかが自分で決められるようになる・いつなんどき起こるかわからない障害に備えることができ、障害対応の速度が向上する<本書の対象読者>・ネットワーク試験(テスト)作業をお願いされた駆け出しエンジニア・ネットワーク試験(テスト)仕様書を作らないといけなくなった中堅エンジニア・ネットワーク障害が起きたときにドタバタしたくない運用エンジニア
第1章 試験フェーズの重要性1.1 動作試験とは1.2 試験設計1.3 試験実施1.4 試験結果報告第2章 単体試験2.1 単体試験のポイント2.2 外観試験2.3 ラベル試験2.4 電源投入試験2.5 LED試験2.6 コンソールログイン試験2.7 コンソールログインタイムアウト試験2.8 ネットワークログイン試験2.9 ネットワークログインタイムアウト試験2.10 起動確認試験2.11 ストレージ試験2.12 OSバージョン試験2.13 ライセンス試験2.14 インターフェース試験2.15 パラメータ実装試験2.16 バックアップ試験2.17 リストア試験第3章 結合試験3.1 結合試験のポイント3.2 インターフェース試験3.3 VLAN試験3.4 IPアドレス試験3.5 ルーティング試験3.6 アドレス変換(NAT)試験3.7 ファイアウォール試験3.8 サーバー負荷分散試験3.9 運用管理系試験3.10 リンク冗長化機能試験3.11 NIC冗長化機能試験3.12 MLAG冗長化機能試験3.13 STP冗長化機能試験3.14 ループ防止機能試験3.15 FHRP冗長化機能試験3.16 ファイアウォール冗長化機能試験3.17 負荷分散装置冗長化機能試験3.18 実際の現場では第4章 障害試験4.1 障害試験のポイント4.2 LAG障害試験4.3 NIC障害試験4.4 MLAG障害試験4.5 STP障害試験4.6 FHRP障害試験4.7 ファイアウォール障害試験4.8 負荷分散装置障害試験4.9 実際の現場では第5章 性能試験・長期安定化試験5.1 性能試験のポイント5.2 長期安定化試験のポイント