Javaには、その誕生以来、最大といってもよいほどの変革期が訪れています。JDK(Java Development Kit)がOracleからコミュニティを中心とした開発に移行したことをきっかけに、Java EEもJakarta EEに移行しました。さらにあらゆる言語のコードを高速に実行可能なGraalVMが登場し、クラウド・コンテナ・マイクロサービスを前提とした軽量フレームワークも続々と登場しています。本書では、そのような大きな変化の特徴を捉えて、Javaによる開発・運用をどのように進めていけばよいのか、現場の第一線で活躍しているエンジニアがわかりやすく解説します。Javaによる開発・運用に必須の知識が、満載の1冊です。
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第1章 Java 9からJava 14までに起こった変化から見る
これからのJava
1-1 Javaの変化
1-2 開発体制の変更と機能変更の概要
1-3 Java 9から14までの言語仕様や標準ライブラリの変更
1-4 Javaの未来を作るプロジェクトProject Valhalla
1-5 JVMの変更
1-6 ツールの追加・変更
第2章 JDKに関する疑問と不安解消!
JDKディストリビューション徹底解説
2-1 JDKディストリビューション時代の到来
2-2 OpenJDKとJDKディストリビューションの歴史
2-3 OpenJDKを開発しているのは誰か
2-4 最新JDKディストリビューション大全
2-5 JDKディストリビューションの選び方
2-6 OpenJDKへの接し方
第3章 Java EEからJakarta EE へ
新しいEnterprise Java
3-1 Jakarta EE Platformの概要
3-2 Java EE/Jakarta EEのアーキテクチャ
3-3 Jakarta EE 8のおもな機能
3-4 Jakarta EEのこれから
第4章 MicroProfileが拓く
Javaのマイクロサービス
4-1 MicroProfileとは?
4-2 MicroProfileによるマイクロサービス開発
第5章 ネイティブイメージ生成で注目!
Javaも他言語も高パフォーマンスGraalVM
5-1 あらゆる言語を実行できるVM!?
5-2 GraalVMを試してみよう
5-3 GraalVM JITコンパイラとTruffle
5-4 GraalVMの組み込みとネイティブイメージ
5-5 GraalVMの適用事例
5-6 GraalVMが照らすJavaの未来
第6章 マイクロサービス、クラウド、コンテナ対応
[新世代]軽量フレームワーク入門
6-1 軽量フレームワークが続々登場している理由
6-2 軽量で多機能なフルスタックフレームワークMicronaut
6-3 クラウドネイティブな高速フレームワークQuarkus
6-4 Oracleによる軽量・シンプルなフレームワークHelidon